転職成功に欠かせないモチベーション管理3つの秘訣
納得いく転職活動にするためには、前向きな気持ちで活動を続けることが大切なのは誰もがわかっています。
それでも、思うように結果がついてこないと、落ち込んだり、いらだったりしてしまうことがあります。
気持ちが乱れてしまうともともとの転職の目的を見失いやすくなるため、モチベーション管理は転職活動の重要テーマです。
そこで、今回は転職活動中のモチベーション管理の3つの秘訣をご紹介していきます。
もし転職理由の整理がついていない場合は、先に 「面接で言いづらい本当の転職理由をうまくまとめる秘訣とは?」を先にチェックしておきましょう。
今回のトピック一覧
1.選考結果ではなく、活動量を目標にする
書類選考、面接ともに選考結果は採用企業側の独断かつ理由についても開示されません。
そのため、選考結果をコントロールしようとすると思い通りに進まない状況が目につき、モチベーションダウンを招きやすいです。
そこで、オススメしているのが、あなたの頑張りがストレートに反映される応募数(=活動量)を活動目標にすることです。
具体的には以下の3つのステップで管理すると転職活動のパフォーマンス向上に直結します。
STEP1: 必要な応募数を算出する
1、2社の結果に一喜一憂するのではなく、「最終的に内定を取るためには何社の応募が必要か?」を考えて行動することが重要です。
例えば、以下の通過率だと仮定すると1、2社の内定を取るためには25社程度の応募が必要なことがわかります。
<内定獲得に必要な応募数算出例>
最終面接通過率 70%
2社の最終面接に進めば1、2社の内定獲得
2次面接通過率 50%
4社の2次面接に進み、2社の最終面接へ
1次面接通過率 40%
8- 10社の1次面接に進み、4社の2次面接へ
書類選考通過率 30%
25社応募し、8社の1次面接へ
(注:弊社サポート時の想定通過率を参考値として当てはめています。)
応募件数の不足は転職活動期間の長期化に直結するので、活動開始時からしっかりと目標設定することをオススメします。
応募数の確保方法は 「手遅れにならないための転職スケジュール別準備内容まとめ」で詳しく解説しています。
STEP2: 応募先をリストで管理する
1、2ヶ月で20社程度に応募するようになると過去に応募した会社の記憶が曖昧になってきます。
毎回、応募依頼のメールを探す無駄な手間を省く以外に2つの理由で一元管理をオススメします。
<応募先管理が重要な2つの理由>
- 誤って重複応募し、採用企業にマイナス印象を与えるのを避けるため
- どの応募ルートの通過率が高いのかを検証するため。
具体的には以下のような簡易的なリストに機会的に記録するだけなので大きな手間はかかりません。
この記録は複数のエージェントが同じ案件を扱っている場合に、最も通過率が高い会社に依頼するという判断にも役立ちます。
具体的な活用方法は 「転職成功者が必ず実践しているエージェントの選び方3つの秘訣」で詳しく解説しているので一度ご覧ください。
STEP3: 定期的に応募件数と進捗率を振り返る
STEP2でご紹介した応募一覧の記録を元に、①応募件数、②面接の通過率を確認できます。
その数字を以下の3つの視点で振り返り、漠然とうまくいかないという感覚ではなく、具体的な課題に対処しましょう。
3つの振り返りポイント
- 応募数が不足していないか?
- お見送りが多い選考ステップはどこか?
- お見送りになっている想定要因は何が考えられるか?
もし課題を一気に整理したい場合は、「もう悩まない!転職活動がうまくいかない5大要因への対処法」を参考に原因を見つけて、対処しましょう。
2.気持ちにゆとりを作り、活動目的を再整理する
転職活動中のモチベーションダウンのもうひとつの原因は不採用通知が続いた時の心理的なダメージです。
簡単に目標を諦めない気持ちは大切ですが、心が疲れていては、本来の目的をを見失いやすくなってしまいます。
転職はスピード重視の側面がありますが、焦ってミスマッチにつながれば本末転倒です。
行き詰まった時は、急がば回れの精神で、以下の2つのアクションを意識的に取り入れるようにしましょう。
(1)月に1度はリフレッシュする
転職活動を始めたばかりの時は、転職理由や希望条件の優先順位が定まらず、思うように結果が出ないことがあります。
真剣に準備した会社の面接で落ちてしまえば、数社でも心理的なダメージは大きくなります。
このような場面では、無理して頑張り続けるよりも、一度、リフレッシュをして、心にゆとりを作リましょう。
人によって異なりますが、エンターテイメントやスポーツ、旅行などの機会をつくり転職のことを忘れられる環境を用意するのは有効です。
(2)転職活動の目的を再整理する
リフレッシュした後に、転職を考えた理由を改めて確認することが大切です。
「今の環境を変えたいと考えた理由」「どのような環境で仕事をしたいのか?」の2点を洗い出したうえで優先順位も整理しましょう。
具体的な進め方は「面接までに転職理由の優先順位を明確にする3ステップ」で詳しく解説しているので、適宜ご参照ください。
3.「転職しないシナリオがあり得るか?」を考える
数字の管理とリフレッシュの大切さを説明してきましたが、最後は転職への決意が重要になります。
転職への一番強いモチベーションになるのは、「今の環境を変えたい」という強い気持ちです。
転職活動が思うように進んでいない場合でも、元の環境に戻る気持ちがなければ、最後までやり切る以外に選択肢はありません。
最後は精神論ですが「新しいチャンスを何としてもものにしたい」という気持ちが勝敗を決します。
「はじめての転職で書類選考から大苦戦。内定まで半年間の活動記録を全公開」の実例でも、最後は熱意で数少ないチャンスを手にできたことがわかります。
まとめ
一定数の不採用通知をもらうことがわかっていても、立て続けに連絡をもらうと落ち込んでしまうのは自然なことです。
特に、志望度が高い企業の選考が続く場合は、結果を待っているだけで気苦労してしまい、余計に消耗してしまいます。
それでも、今回ご紹介した3つのポイントを押さえて転職活動を続けていれば、逆境に対処しながら、後悔ない転職につなげられます。
活動量を重視した転職活動をすると、一定の応募数を超えた段階から、優先順位がクリアになってきます。
その結果、納得のうえでオファーレターにサインし、活動を終えられるようになります。
モチベーション管理のポイントを押さえて、後悔ない転職活動をしましょう。
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