失敗しない転職準備

転職活動が究極的にうまくいかない時に取るべき行動まとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
転職活動の失敗談

転職の苦労話として「20社に応募しても1社も内定が出なかった」という話を聞いたことがあります。

 

転職活動の進み方はひとそれぞれなので、応募数だけを取り上げて、努力不足とはいえませんが、20、30社に落ちたくらいで諦めるのは早すぎます。

 

そう言えるのは、社会人2年目の2008年11月に会社の業績不振でリストラされた時の転職活動では200社以上に応募して、内定につながった経験があるからです。

 

今回は「転職活動がどうにもうまくいかない」「次のアクションに二の足を踏んでいる」という方に活動から得た教訓をシェアしていきます。




1.転職活動がうまくいかない要因を洗い出す

10社、20社と応募しても、1社も2次面接に進めない場合は、一度、足を止めて転職活動の進め方を見直したほうがいいでしょう。

 

このタイミングでは以下の2つの切り口から要因を洗い出すことが大切です。

 

(1)転職で不利に働く要素は何か?(外部要因)

まずは自分自身の努力を抜きにして、客観的に見て、転職活動で不利に働く要素を洗い出してみましょう。

外部要因

  1. リーマンショックで転職市場は最悪
  2. 人事経験がわずか8ヵ月
  3. 第二新卒

 

この条件を見ただけで、逆境での転職活動になることは覚悟していましたが、まさか、200回以上のお見送り連絡をもらうとは想像だにしていませんでした。

 

(2)転職活動の進め方に問題はないか?(内部要因)

自分自身の活動の進め方を振り返るには転職エージェントからの選考フィードバックを活かすことが重要です。

 

そのうえで、「なぜ採用企業がお見送りと決めたのか?」を自分なりに考えてみましょう。

 

内部要因

  1. 未経験でも年収にこだわっていた
  2. ブランク期間にスキルアップの努力をしていない
  3. 他の候補者と差別化する意識が低かった

 

この振り返りは、今となっては当たり前に気づきますが、当時は応募数の改善ばかりを意識していたのが長期化の一因であったのは確かでしょう。

 

2.過去の就活、転職活動との違いを把握する

転職活動の進め方は過去の経験に左右される傾向があります。

 

そのため、大まかに洗い出した内部要因、外部要因につながる体験を整理できると改善のペースが速まります。

 

ここでは、当時の転職活動(2008-2009年)が就職活動時(2005-2006年)と実際にどのような違いがあったのかをチェックしていきます。

 

(1)有効求人倍率は半分以下

就職活動時は0.9前後であるのに対し、転職活動を本格化させた2009年は0.38という極度に厳しい環境に激変していることがわかります。

 


(出典:「エン 人事のミカタ「職種別 有効求人倍率」から読み解く、今現在の採用難度」より)

 

当時にこの指標を少しでも意識できれば、年収に妥協するという意思決定を早くできていたかもしれません。

 

就職活動当時の記憶

<売り手市場でチャンスが山ほどある>
  • ベンチャーから大企業まで求人は多く、100エントリーは当たり前
  • 就活生向けのイベントが盛りだくさんで他大学の人との交流が楽しい
  • ベンチャー経営者に会えることもあり、高いエネルギー量に感化されまくる

 

<10社程度の応募で就活終了>
  • 働いてみないと会社は選べないと考え渋谷の人材ベンチャーでインターン開始
  • 紹介案件を探すうちに魅力的な会社を偶然見つけて、応募する
  • 1か月に1社しか受けずにGW明けに内定をもらう

 

転職活動の結果

<想定外の活動量>
  • 3か月で2つの内定の想定に対し、半年で1つの内定
  • 最終的な応募数は約220社

 

<年収は新卒以下に大幅ダウン>
  • テレアポ経験を活かして、営業の場合は年収約50万円ダウン
  • ほぼ未経験の人事の場合は約100万円ダウン

 

下表は転職活動開始時に作成した、想定スケジュールです。いかに楽観的であったかがよくわかります。

 

 

(2)モチベーション維持が大変

新卒の就職活動は一斉に募集、選考が始まり、お祭りのように周囲がにぎやかになり、新たなネットワークがうまれる機会になります。

 

一方で、転職活動は個々人のタイミングで動くため、うまくいかないと一人で悩みを抱えることになります。

 

さらに、他の候補者のスキルセットにもばらつきがあるため、「具体的に何をPRしたら内定をもらえるのか?」をイメージしづらい難点もあります。

 

この課題をいかに克服するかが転職活動を成功させるうえで非常に重要になります。

 

具体的な方法は「転職成功に欠かせないモチベーション管理3つの秘訣」で詳しく解説しているので、ご覧ください。

 

3.応募記録をフル活用する

転職活動は結果を目標にしてしまうと、不採用の連絡をもらうたびに落胆することになります。

 

1社1社の選考理由がわからないにもかかわらず、漠然と拒絶された感覚を持ってしまうと負のオーラを他社の選考に引きずり悪循環に陥ります。

 

そこで、オススメしているのが以下の2つのアクションです。

 

(1)応募先をリストに記録する

転職活動に限ったことではないですが、漠然とした不安を抱えたまま努力をしていては気持ちが続きません。

 

そこで、まず最初に取り組みたいのは応募先をリストに記録することです。

 


(当時、使用していたExcelより一部抜粋しています)

ExcelやGoogleスプレッドシートで以下の項目を管理していきます(リストのサンプルはメールマガジン登録時に無料でお渡ししています)。


 

応募先リストに記録する3項目

  1. 応募先(企業名・ポジション)
  2. 応募経路(エージェント経由・直接応募等)
  3. 選考進捗(書類選考、1次面接、2次面接、最終面接)

 

(2)活動量を目標にする

リストに応募先を記録するのと同時に進めたいのが活動量(応募数、転職エージェントへの登録数)の目標を決めることです。

 

活動量の目標ができると結果の浮き沈みがあっても、モチベーションを維持しやすくなるメリットもあります。

 

なお、転職エージェントの選び方は「手遅れにならないための転職スケジュール別準備内容まとめ」をご参考ください。

 

4.実際の活用方法

欲しい内定数を想定の面接通過率で割り戻し、必要な応募数を設定しました。この応募数のために必要な活動を組み立てる流れです。

 

転職活動の応募数目標算出方法
(先ほどご案内した「モチベーション管理術」の記事より)

 

(1)半年間の活動記録

「どのように転職活動を進めていったのか」を以下でダイジェストでご紹介します。

 

<退職後、初月【2008年12月】の活動結果>

応募ルートなしに応募数を稼ぐことはできないので、初月は転職エージェントへの登録と応募を同時並行しながら感触を探る。

 

<記録からわかったこと>
  • エージェントへの登録から応募開始までは1、2週間要する
  • 振り返りのサイクルは1、2週間がちょうどいい

 

<2ヶ月目【2009年1月】の活動結果>

最初の2ヶ月でエージェントは10社以上登録し、応募ルートを確保したにもかかわらず、目標応募数に達しない結果に。

 

 

<記録からわかったこと>
  • 「内定3件の目標を下方修正するか?」「応募数を捻出するか?」を決める必要あり
  • 応募数の拡大はあきらめ、目標自体を下方修正(以下2点の理由から)
    1. 複数のエージェントから同一案件の紹介を受けることが増えた
    2. 仁王を使ってネット上の公開求人約2,000件をチェックした結果、母数の拡大に限界が見えた

(※現在、転職活動している方は、Indeedも試してみる価値があると思います。)

 

<3ヶ月目【2009年2月】の活動結果>

書類選考の通過率アップを狙い直接応募に力を入れる(採用コストがかからないルートのほうが会ってもらいやすいはずだと考えたため)。

 

 

<記録からわかったこと>
  • 書類通過率は16%(応募26件・通過4件)
  • 過去2ヶ月の通過率と大差がなく、この作戦は不発

(注:当時は直接応募は不発でしたが、最近はダイレクトリクルーティングが盛んなので、現在転職活動中の方は試す価値があると思います。)

 

<4ヶ月目【2009年3月】の活動結果>

そろそろ何でもいいので仕事をしたい」という気持ちが強くなり、「このままでは社会復帰ができなるかも」と不安になる。

<記録からわかったこと>
  • 不安の原因は面接が3月は最終週まで1件もなかったのが原因
  • 年収や契約形態などを気にしている場合ではないと悟る
  • 来月で問答無用で転職先を決めるしかない状態

 

<5ヶ月目【2009年4月】の活動結果>

正社員案件はラストチャレンジ(ダメだった場合は派遣から人事に入り込む)と決めて、選考に臨む。

 

 

<記録からわかったこと>
  • タイミングでこだわり続けてきた人事案件で3件の書類選考通過
  • 過去数ヵ月の傾向から見て、これがラストチャンス




(2)最後の最後で決まった理由

最後と決めたうちの1社が東証マザーズ上場直後のベンチャー企業で「未経験可」「能動的に動けれる人物像優先」という案件でした。

 

経験年数よりもマインドや仕事の仕方で勝負できる案件はこれが最初で最後だと、過去の振り返りからも確信があり、以下の2点で勝負をかけました。

 

ベンチャーマインドをPRする

これは、新卒入社の会社が中小企業向けの経営コンサルティングと営業力に強みを持ち、さらに、過酷な労働環境であったことが売りになる案件でした。

 

具体的にPRに活かせたのは以下の3点です。

 

自己PRに活かせたポイント

  • 月間350-400時間労働でも問題なかった
  • 業務改善ノウハウを徹底的に叩き込まれた
  • PDCAサイクルを回しながら転職活動も進めてきた

 

ラストチャンスに懸けていることを伝える

半年間にわたって、人事へのキャリアチェンジを目指して転職活動をしてきて、この案件がベストフィットだと感じていることを話しました。

 

これは、活動管理がなければ「内定欲しさに泣きついているだけ」とも受け取られますが、数字で説明できるので事実を通じて熱意を伝えられました。

 

後日談ですが、もう1人有力な候補者がいたけれども、「人事の仕事を本当にしたい」という熱意が強い方ということで採用されたと聞きました。

 

まとめ

転職活動を開始してから内定をもらうまでに半年間かかりましたが、この経験のおかげで、その後は転職活動をスムースに進められるようになりました。

 

ここで得た教訓を実践すれば、多少の逆境に直面しても、転職を決めることができるでしょう。

 

転職活動がどうにもうまくいかない時は、特に以下の3つアクションを徹底しましょう。

 

転職成功のための3つのアクション

  1. 活動量の目標を立てる
  2. 応募先を記録する
  3. 定期的に振り返りを行う

 

これらのアクションを行ったうえで、本命の企業に対してはラストチャンスという気持ちを持って選考準備を徹底しましょう。

 

もし転職活動の進め方に悩みがある場合は以下の記事もご覧ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメント

コメントを残す

*