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一度きりの人生! 失敗しても学べばOK! チャレンジせずに後悔するのはNG!

8度の転職でわかったお金や立場よりも大切な3つのこと

 
8回の転職でわかったお金や立場よりも大切なこと
この記事を書いている人 - WRITER -
Shin@多国籍組織づくりサポート
企業人事として早10年、日系ベンチャーや外資系企業で人事系の業務改革や立ち上げに従事。模範的な会社員の働き方が体質に合わず、独立、Iターン転職@札幌、オール外国人の日本法人の立ち上げなど、一度きりの人生なので常に全力投球をモットーに活動中。
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これまでに転職相談を受けたなかで、経済面での不安が大きく転職に踏み切れないケースに何度も出会いました。

今の仕事をしているとメンタルがやられそう。。でも、転職するのは怖い

転職活動中のマイケルさん

メンタルがやられるほど嫌なことを我慢し続けるほうがリスキーかもですよ。

やっしー

そうだとは思うんですが、収入や将来の保証がなくなると思うとなかなか動けなくて・・

転職活動中のマイケルさん

 

このような場面では私は転職をプッシュしません。というのも、今の職場、待遇に未練があるうちは新しい環境に移っても本気になれないからです。

 

ただ、それ以前に気になるのがお金や立場のことでで頭がいっぱいになっている点です。

 

お金も立場も心の安定は与えてくれない

正直なところ、経済的に安定したいという理由で転職を考えるのはオススメできません。

 

経済的な安定は自分自身の市場価値が高まった後に実現します。なので、目先の年収アップよりも市場価値を高めるほうが重要です。

 

市場価値を高めるには経験を積むしかない

市場価値を高める方法として資格の取得や有名企業への就職が考えがちですがこれはナンセンスです。

おいおい、ナンセンスとはさすがに言い過ぎじゃないか・・

転職活動中のマイケルさん

はい、ちょっと強めに言いました^^;ただ、理解してもらいたいのはいずれもプラスアルファの要素だということです。

やっしー

じゃあ、どうすればいいの?

お悩み中Aさん

経験を積んで実務能力を高めることに尽きます。

やっしー

 

実践の舞台に立たずに市場価値を高めるのは不可能です。どれだけ理論を知っていても、ヒットを打てなければプロ野球選手として生きていけないのと同じことです。

 

「社会人=その道のプロ」と考えれば、答えはシンプルです。

 

右肩上がりのキャリアは幻想。年収も立場もアップダウンするほうが自然

お金と立場を考えて転職するのをオススメしない最大の理由はこれです。

 

いくつかの仕事を経験するなかでこれまでと違うジャンルに興味関心が湧いてくることがあるかと思います。

 

そんなときに、「年収アップ、昇進=キャリアの成功」と考えると、過去の延長線上にしか未来を描けなくなります。

「市場価値を高める→年収アップ→転職成功」という流れじゃないんすか??

転職活動中のマイケルさん

同じジャンルであればその図式になります。ただ、新しいチャレンジをするときは一時的に年収ダウンしてしまいます。

やっしー

市場価値を高める話はどこにいっちゃったんですか?

転職活動中のマイケルさん

逆質問ですみません。市場価値を高めるために仕事をするわけではないですよね?

やっしー

市場価値が高いに越したことはないですよ。年収も高いほうがいいし。

転職活動中のマイケルさん

私もそう思います。ただ、それに縛られてチャレンジしたいことを諦めるとなれば本末転倒です。

やっしー

理想を言えばそうだけど、やっぱり現実的には市場価値を高める方法を考えないと。

転職活動中のマイケルさん

市場価値は、難儀なチャレンジを乗り越えれば勝手に高まります。ニーズがあるけれど担い手が少ないことをやればいいだけなので。

やっしー

理屈はわかるけれど、でも・・

転職活動中のマイケルさん

その程度のことなので、本気になれば誰でも市場価値アップは可能です。ただ、それよりもAさんが仕事や自分の人生に誇りを持てるようになればほうがハッピーじゃないですか?

やっしー

 

これはあくまでも私自身の経験から感じたことなので、お金こそ大切だと思う人は参考にしないでください。

 

前置きが長くなってしまいましたが、ここから先はお金や立場よりも大切な3つのことをまとめていきます。




大切なもの①:お互いを評価しようとしない仲間(本当の友達)

友達が大切なのは言うまでもないことです。ただ、気をつけたいのは”本当の”友達という点です。

 

本当の友達は相手のことを値踏みしない

仕事やSNS上の人間関係と本当の友達とは質感が全く異なります。

 

会社で同僚と話すのは楽しいし、フェイスブックのいいねも嬉しいけど、本当の友達じゃない??

転職活動中のマイケルさん

はい、会社もフェイスブックも人間関係を補うものに過ぎません。転職するとピタッと途切れる人間関係の方が多いですよ(笑)

やっしー

そんな寂しいこと言われても・・

転職活動中のマイケルさん

仕事のステージが変われば付き合う人も変わる、ごく自然なことです。Aさんが見放されるわけじゃないです。

やっしー

なるほど、、でも本当の友達っていったい・・?

転職活動中のマイケルさん

学生時代の友人や趣味のつながりはありませんか?仕事の利害を気にせずに何でも話せる仲間が真の友人です。

やっしー

どうして、そう言えるんですか??

転職活動中のマイケルさん

相手の評価を気にするのは信頼関係に不安を感じているからです。その必要がない仲間こそが真の友人です。

やっしー

毎日会う人たちには全く本音を話してしないかもしれないですね。

転職活動中のマイケルさん

そういう仲間に囲まれていればAさんは永遠に自分のWant toに蓋をしたまま生きることになります。その流れを断ち切ると最初はつらいです。でも、あとで必ず楽になります。

やっしー

 

余計な人間関係が途切れると気持ちは軽くなる

私自身の経験では、一度、見切り発車で独立して失敗したときにこの結果が顕著に現れました。

 

  1. 退職の送別会をやってくれた優しい人たちとの接点がなくなる
  2. 独立を応援してくれていた人たちとの接点が減る
  3. 「君を応援する。ただし、私の言うことを聞けば」という洗脳商法の人と出会う
  4. さらにお金がなくなるとパートナーに見放される(金の切れ目が縁の切れ目・・)

 

1年くらいでざっとこんなことが起きました。この状況を見て「やっしー苦労しているね」「よく折れずに頑張るね」と言われることがあります。

 

これは、偽物の仲間との縁が途切れただけです。本当の仲間との縁はより強く感じられるようになりました。

 

偽物の仲間に気に入られようとしている自分の弱さに気づいて、余計な努力を辞めることになったのです。

 

その結果、人生のストレスは一気に減り、自分の心の声に耳が傾けられるようになりました。

 

大切なもの②:少々の無理はなんとかなる程度の心身の健康

経済的な不安を克服するうえで、真の友人と同様に大切なのが心身の健康です。
見切り発車で独立した時にこのことをとことん実感しました。

 

やらされ感がない仕事だと人はそう簡単に病まない

具体的にどんな感じだったんですか?

転職活動中のマイケルさん

まずは秒速で資金ショートしました(笑)貯金ゼロ、負債たっぷりで独立したので当たり前ですよね(汗)

やっしー

な、な、何と無謀な・・

転職活動中のマイケルさん

無謀な転職は何度か乗り切りましたが、無謀な独立は次元の違うキツさでした(笑)

やっしー

そ、そ、そうですか。それで、どうして健康の大切さを実感したのですか?

転職活動中のマイケルさん

いつでも自分の事業に取り組めるように契約社員とアルバイトを掛け持ちを始めたのがきっかけです。

やっしー

最近、話題の兼業ってやつですね?

転職活動中のマイケルさん

広い意味でそうかもしれません。最大で4つの兼業でしたが(笑)

やっしー

えー4つってどうやって・・

転職活動中のマイケルさん

平日日中フルタイムの人事系の契約社員、平日夜2、3日21時からコンビニでバイト。土日は終日コールセンター。フリーの仕事も隙間時間で。そんな感じでした。

やっしー

そんな働いて大丈夫だったんですか?

転職活動中のマイケルさん

はい、大丈夫でした(笑)やらされ感がないのと、休んだら即破産みたいな状態だったので食事に気を遣い始めたのが大きかったと思います。

やっしー

 

問題は長時間労働よりも、やらされ感の大きさ

先ほどの、4つの掛け持ちは少しずつ減らしたものの、1年半くらい基本週7日勤務を続けました。

 

この時はやらされ感(他人の評価を気にしている余裕)がなかったので健康面は問題なしでした。

 

やりたくない仕事の時は対面を気にして疲れて、平日フルタイムだけでも体調不良で穴を開けることがありました。

 

気をつけたいのは余暇の充実だけでは、心の穴は埋まらないということです。やりたくないことを無理してやらないと決めるのが一番の特効薬です。

 

がむしゃらに働いていたら、年収が2倍に

ただ、このままこの状態を続けても先が見えないと感じたので、フリーランスの道は一旦諦めて会社員に戻ることにしました。

 

これは不思議な流れでしたが、このタイミングでいくつかの偶然が重なり年収が2倍になったのです(今回は詳細割愛しますが、いずれこの体験もまとめます)。

「いくらお金を積まれようとも、世間の評価が得られようとも“心がNO”と感じることはやらない」

そう決めて行動した結果、不思議と経済的な課題は解決したのでした。




大切なもの③:漠然とした目標(have toではなくwant toで描いたもの)

最後に欠かせないのは目標です。ここで大切なのは、心がNOと言っていることをやらないと決めることです。

 

世間からの見た目や評価を気にして、自分の心の声を無視すれば心はどんどん麻痺してしまいます。

 

その状態で目標を作っても、誰かの期待に応えるhave toな目標になり、さらに苦しくなってしまいます。

 

なぜWant toが大切なのか?

それはWant toでやっていることのほうがはるかに結果が出やすいからです。

 

わかりやすい例では、私の大学入試の時の偏差値ですが、国語が35で日本史が70というギャグのような結果を出したことがあります。

 

中高一貫校で中2の時に、静かにペンを置いて以来、ドラムの練習以外は何もしませんでした。その結果、高2の末の成績は学年でワースト3に入っていました。

 

当然、全教科最低レベルの成績からスタートでした。そんななか、日本史だけ伸びたのは、日本史の学習がWant toになっていたからです。

 

Want toを思い出すにはどうしたらいい?

日々の暮らしに忙殺されていて、Want toの感覚を思い出すのが難しく感じることもあるかと思います。

 

そんな時は、子供や学生の頃、誰にも強制されずに、むしろ止められても思わず没頭してしまった何かを思い出してください。

 

お金のために、家族のために、せっかく築いた立場のためにと割り切っていることで苦しくなっているとしたらそれはHave toの目標だからです。

 

目標は自分で決めたことであれば漠然としたものでもOK

目標設定は具体的にと学びましたが違うのですか?

転職活動中のマイケルさん

行動目標は具体的なほうがいいですが、人生のテーマくらい大きな目標は数値化不要です。

やっしー

どうやって作ればいいですか?

転職活動中のマイケルさん

こんな人生にしたいと思える内容であればなんでもOKです。人との比較ではなく、自分が望むものにするのは必須です。

やっしー

 

嫌なことをやめる、Want toの目標を設定すると言ってきましたが、自分に都合がいいことしかやらないというわけではないです。

先ほどの、私の独立後の人間関係の変化のように目先では辛い出来事も当然起こります。

 

デコボコ道で当たり前、回り道だってOK

そこで、辛さに引っ張られてしまい、元の自分に戻れば目先は楽になります。ただ、Have toにがんじがらめの人生からは変わりません。

 

Want toで生き始めるといろいろ試練もあります。ただ、それは人生の体質改善をしているから仕方がないことです。

そんなしんどいことが起きるなら、正直、今のままでもいいと思ってしまいます。

お悩み中Aさん

そうですよね、ただ、それではいつまでたっても他人の評価ばかり気にしていく人生を選ぶことになりますよ。

やっしー

それは、嫌です。。

転職活動中のマイケルさん

Aさんの悩みを頭痛に置き換えるとわかりやすいと思います。

  1. 頭痛(Have toでしんどい状態)を解消したい。
  2. 根本的に回復する(Have toをやめる)には生活習慣を変えるしかない。
  3. ただ今の生活パターンを変えるのはしんどそう。
  4. 頭痛薬を飲んで痛みをなくそう(誰かの期待に応え続けて軋轢を回避)
  5. 心がどんどん麻痺していくか、息苦しさがますかのどちらかが続く

やっしー

一度しかない人生でこれではあまりにももったいないです。ただ、お金や立場に縛られるとこんな考え方になってしまいます。

 

私自身がまさにこのパターンにはまっていました。ただ、4のところで高額セミナーに行くという処方をしていたので、借金が膨れてしまいました・・(これもいつか書きます)

 

目先の辛さを回避する代償は心身へのダメージだけではなく、財布にも響いてきます。

 

この経験からも、Want toでの目標設定を強くオススメしたいです。

 

まとめ

お金や立場に縛られてしまうと心が麻痺してしまい、人生で大切なものに気づかなくなってしまいます。

 

その結果、仕事以外では友達がゼロ、体調も悪い、希望が持てない日々を迎えることになってしまいます。

 

そうならないためには「過去の延長線上に未来を描く必要はない」といつも心に留めておくのがベストです。

 

自分の人生の主役は自分。お金も立場も結果論であって、そのために生きているわけではない。

 

そう思って仕事や人間関係を選んでいけば、いつの間にか身軽でやりたいことを大切にできる人生になっていくでしょう。

この記事を書いている人 - WRITER -
Shin@多国籍組織づくりサポート
企業人事として早10年、日系ベンチャーや外資系企業で人事系の業務改革や立ち上げに従事。模範的な会社員の働き方が体質に合わず、独立、Iターン転職@札幌、オール外国人の日本法人の立ち上げなど、一度きりの人生なので常に全力投球をモットーに活動中。
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