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10分でわかる転職の面接で失敗しない志望動機をまとめ方

 
転職の志望動機をうまくまとめるには?
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Shin@多国籍組織づくりサポート
企業人事として早10年、日系ベンチャーや外資系企業で人事系の業務改革や立ち上げに従事。模範的な会社員の働き方が体質に合わず、独立、Iターン転職@札幌、オール外国人の日本法人の立ち上げなど、一度きりの人生なので常に全力投球をモットーに活動中。
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5社、10社と応募していくと、同時に複数の会社から書類選考通過の連絡が届き、一気に面接の準備が忙しくなってきます。

 

転職活動を始めて間もない頃は、志望動機を整理できないまま面接に行き、冷や汗を流すこともしばしばです。

 

そこで、今回は効率よく志望動機を整理するための3つの切り口と例をまとめていきます。



1.事業領域・サービスの魅力をまとめる

競合他社よりも優れたサービスレベルを実現するためには事業の方向性やサービスに対する関心、予備知識を持った人材採用が必須です。

 

現在は、サービスの寿命が短期化しているため、サービスのみではなく、事業の方向性に共感できると、会社とあなたがWin-Winの関係になれるでしょう。

 

そのためには、面接までに以下の2つのアクションが欠かせません。

 

(1)競合他社と比較する

営業やエンジニアの場合は「自社のサービスに魅力を感じているか?」は仕事のパフォーマンスに直結する重要なテーマです。

 

<志望動機例1>

A社(競合他社)と比べた時に使い勝手がよく、ユーザーさんの高評価を耳にしていたため応募しました。

 

営業戦略やテクノロジーの素晴らしさなど、事業のコアに対して共感してくれるメンバーの存在は事業責任者にとって貴重な存在です。

 

志望動機から一歩進んで「もし入社できたら、こういう取り組みをすると、より数字をあげやすい(あるいは、他社との差別化が進む)」とコメントできればベストです。

 

(2)業界内での評判を調べる

これも同業界にいればこそですが、業界内の評判や実際にどこが優れていてポジティブな評判になっているのかを自分なりに分析して伝えたいところです。

 

<志望動機例2>

業界内でポジティブな評判を耳にしていてチャレンジしたいと考えました。

 

漠然とした話ではただの噂話に流されているだけに映ってしまうので、具体的な事例をもとに話を進めることが肝心です。

 

リサーチを深めるポイントは「転職の企業研究で必ずチェックすべき5項目を徹底解説」にてご確認ください。

 

2.即戦力性をアピールする

転職経験がある場合は、転職後に「業務フローにどのように順応してきたか?」を振り返りをしておきましょう。

 

面接官は「あなたが実務の流れを組み立てられているか」面接中の会話を通じてチェックしています。

 

そのため、事前情報でわかる範囲で組み立てた実務イメージを志望動機に盛り込めればプラスの評価になります。

 

具体的には以下の2つのポイントを押さえて準備を進めましょう。

 

(1)会社の成長フェーズあった自己PRを盛り込む

もし過去に経験がある人数規模や成長ステージの会社である場合は、「これまでの経験を横展開して、会社の成長に貢献できると考えた」ことを志望動機の説明に含めてられるとベストです。

 

<志望動機例3>

募集要項に書かれていたテーマだと●●からスタートして軌道に乗せていければと考えています。

 

採用サイドはミスマッチを避けたいという思いが必ずあるので、大企業・中小企業・ベンチャー企業ならではの課題に対して理解がある人は安心して次のステップに進められます。

 

(2)活かせる経験を盛り込む

特に、立ち上げや業務改革を期待されているポジションの場合は、社内外に業務を遂行するのに十分なリソースが不足しているケースが多いのです。

 

<志望動機例4>

過去に経験したことがあるフェーズなので●●社の経験を活かして貢献したいと考えています。

 

その場合は、過去に培った社外のネットワークを活かして、早期に業務を立ち上げられることを伝えられると他の候補者に差をつけられます。

 

ポイント

<1次、2次面接時>

採用部門長が面接官の場合は、実務ベースの話が好まれます。

 

<最終面接時>

社長と話す場合は「業績にいかに貢献するか?」という経営者の目線に合う内容を事前に整理しておきましょう。




3.社風にマッチすることを伝える

社風にマッチしなければ、チームワークに支障が出てしまい、経験・スキルを活かしづらくなります。

そのため、面接ではチームメンバーとの相性をチェックしていきます。

 

面接を通過するのは大切ですが、入社してからのキャリアの方がより大切です。

 

社風については逆質問の機会で必ず確認し、もし相性がいいと感じた場合は過去の事例をもとにアピールしましょう。

 

(1)大切にしている仕事観を盛り込む

外資系企業や設立から数年のベンチャー企業の場合は、入社後3か月から半年で結果が出ないと社内で居場所を失う可能性があります。

 

<志望動機例5>

結果が伴わなければクビでもフェアに評価される環境で仕事をしたいです。

 

年収が高ければ高いほど、ポジションを失うリスクは高まるのでマネージャークラスで入社する場合は、特に覚悟が必要です。

 

転職の優先順位を考えるポイント

<会社に期待すること>

以下の2つの要素のうちどちらを優先したいかを考えましょう。

  1. 年単位でのプロジェクト、予算のサイズ、整った社内インフラの必要性
  2. 昇進の可能性や仕事のスピード感

前者優先の場合は大企業、後者優先の場合はベンチャーや外資系企業が適しているでしょう。
 

<転職で得たい環境>

以下の2つの要素のうちどちらを優先したいかを考えましょう。

  1. 5年、10年はひとつの会社で働きたい
  2. ON/OFFのメリハリ重視。成果主義でフェアな評価が理想
  3. 短期間で濃い経験を積みたい。仕事中心の生活でOK。

1の場合は大企業、2の場合は外資系企業、3の場合はベンチャー企業に適しているでしょう。

 

「会社の成長フェーズや組織風土とあなたの仕事観が合致しているかどうか?」が転職の満足度を決定づけます。

 

目先の内定を優先して入社後に後悔しないように、応募段階からあなた自身の仕事観を盛り込んだ応募動機を話せるようにしておきましょう。

 

(2)相性が良いマネジメントスタイルを伝える

面接で言いづらい本当の転職理由をうまくまとめる秘訣とは?」でご紹介している通り、退職の最大の要因は直属の上司です。

 

入社後にミスマッチが発覚して、転職を後悔することがないよう、マネジメントスタイルとの相性も話せるようにしておきましょう。

 

<志望動機例6>

マイクロマネジメントされずに積極的に提案を求められる環境で働いてきました。

 

ここで気を付けなければならないのは、「要望するのではなく、あなた自身のトリセツを話す」スタンスでいることです。

 

相性が良い場合は、1次面接や2次面接で積極的に逆質問をして、これまでの経験をどのように活かせるのかをより具体的にPRしましょう。

 

まとめ

最終面接段階でも候補者は複数名いるケースが多いため、経験・スキルが横一線になった場合は志望動機が採用の決め手になります。

 

この事実を踏まえると、応募段階で志望動機を整理するのは重要な準備のひとつであるといえるでしょう。

 

今回ご紹介したサンプルを参考に、自己PRを盛り込んだエピソードを端的に話せるようにまとめておきましょう。

 

最終判断を想定しておきたい場合は「転職を内定承諾後に後悔しないために必ずチェックすべき5項目」もご覧ください。

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