転職活動の悩み

転職成功者が実践しているシンプルな年収交渉3つの秘訣

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転職で年収アップの交渉をするポイントは?
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Shinsuke Yashima
日系上場企業、外資系IT企業・金融機関で人事全般を担当した後、New beginnningsを創業。人事へのキャリアチェンジで地獄を見た経験から転職ノウハウ・体験談を幅広く伝えたいと思い、本ブログを運営中。

これまでの経験を活かして転職する場合は、少しでも年収アップしたいと考える人が多いでしょう。

年収アップのためには、オファーをもらう前に希望年収を伝え、必要に応じて交渉することが重要になります。

 

それでも、選考の評価ダウンを恐れるあまり、年収交渉を遠慮してしまい、オファーレターをもらってから後悔するケースがあります。

 

今回は手遅れにならないために、年収交渉の3つのポイントを紹介していきます。



1.応募時から年収交渉を意識する

採用企業はあなたの現年収と希望年収を応募時点で把握しておきたいと考えています。

 

というのも、採用ポジションの年収レンジが現年収よりもダウンになる場合は、事前に伝えておかないとオファー後の辞退につながるためです。

 

ここでは、応募経路別の年収交渉準備のポイントを説明していきます。

 

希望年収の設定に迷いがある方は先に「転職に失敗する人にありがちな年収に関する3つの勘違い」をご覧ください。

 

(1)転職エージェント経由で応募の場合

転職エージェント経由の場合は以下の2つのアクションを徹底することが重要です。

 

【手順1】登録時に希望年収を伝える

面接まで進んでから年収のミスマッチで辞退となれば、採用企業・エージェント・候補者全員の時間が無駄になります。

 

そうならないために、転職エージェントの登録面談の際に、検討可能な年収の範囲とその理由を具体的に伝えておきましょう。

 

<登録時に伝えておくこと>
  1. 現年収への満足度
  2. 年収アップを希望する理由
  3. オファーを受けられる最低額

 

ここでの注意点は、希望額が低いほうが応募の幅は広がりますが、ブランクが長い場合以外は安易に希望最低額を下げないことが大切です。

 

少々転職活動が長期化しても条件に妥協しないほうが転職の満足度は高まります。

 

【手順2】応募時に想定年収を確認する

想定年収が現年収を上回るかどうかを必ず確認することが大切です。

 

応相談や社内平均の金額の記載のみという場合は、募集ポジションでは具体的にどの程度の年収になるのかを必ず確認しましょう。

 

もし求人案件を紹介段階で希望年収とミスマッチが大きければ、応募前に下記2点のいずれかの対策が必要になります。
 

<ミスマッチ解消のポイント>
  1. 希望年収を下げて応募の幅を広げる
  2. 想定年収が希望以下の場合は紹介を断る

 

なお、転職エージェント選びは転職の成否をわけるため「転職成功者が必ず実践しているエージェントの選び方3つの秘訣」でポイントを確認しておきましょう。

(2)直接応募の場合

直接応募の場合は、選考プロセスのなかで中途採用担当者に自ら希望額を伝えなければなりません。

 

エージェントにお願いしているプロセスを自分で進めるだけなので、基本的な考え方は、エージェント経由の場合と変わりません。

 

「希望年収をはっきり伝えると選考で不利になるかも?」と不安を持つ方がいますが、オファー段階までは質問に淡々と答えましょう。

 

採用企業の予算を考慮した提示があるまでは、「この条件であればオファーレターにすぐにサインできる」という額を伝えるのがお互いのためです。

 

2.希望年収の理由を伝える

採用担当者は、候補者が年収アップしたいと考えていることを理解していますが、採用予算の制約があるため理由づけが重要になります。

 

そのため、希望年収の理由を効果的に伝えるためには以下の2つのポイントを押さえておきましょう。

 

(1)辞退を考える金額を伝える

年収交渉でで大切なのは、希望額だけではなく最低ラインを考えておくことです。

 

最低ラインを考えずに転職活動を進めると以下の3例のようなパターンに陥るリスクがあります。

 

3つの転職後悔パターン

① キャリアアップのチャンスを逃す

高年収の外資系企業に転職。しかし、翌年にリストラされ、結局、年収は大幅ダウン。
 

② ブランクが長引く

IT業界のリーディングカンパニー勤務時のピーク年収にこだわり過ぎて、半年以上経っても転職が決まらない。
 

③ 妥協し過ぎて後悔する

転職を急ぐあまりに、将来性を期待し年収ダウンでベンチャー企業に入社。入社後、業績が頭打ちで3年以上年収アップなし。

 

キャリアと待遇のバランスを考えておくのは年収交渉の基本です。転職後に後悔しないよう、準備しておきましょう。

 

(2)大幅な年収アップにはリスクがある

急募案件かつ未経験可で高年収の事例を出している求人案件には注意が必要です。

 

具体的には、前職の10%程度のアップが理想。20、30%アップには要注意と覚えておきましょう。

 

転職エージェントの方の以下のコメントが参考になるため、あわせてご紹介しておきます。

 

年収20%upといえば、たとえば、500万円なら、600万に、800万円なら、960万にあがるということですが、私が5000名以上のキャリアカウンセリングをしてきた経験からいえば、年収20%upで転職することは、絶対できるとはいえないものの、できている人はままいるといったところでしょうか。
(出典:All About「転職で「年収20%アップ」は本当か?」より)

 

成功するのはごく限られたケースであるがゆえの高年収という場合がります。急な年収アップにはリスクがあることを理解しておきましょう。

 

大切なのはパフォーマンスを適性に評価してもらうことであって、年収をつり上げることではありません。

 

この点を踏まえて、希望額とその理由を設定しましょう。




3.企業タイプに合わせた年収交渉を心がける

年収交渉に遠慮は不要ですが、採用企業側の予算感に理解を示すことは大事です。

 

具体的には以下のイメージをもったうえで交渉することをオススメします。

 

(1)日系企業の場合

日系企業は外資系企業ほどの高額のオファーは出づらい傾向があります。

 

そのため、現年収が市場相場より極端に低い場合を除いては、5-10%程度の年収アップを想定しておくのが無難です。

 

大企業や上場企業は交渉の余地が少ない

大企業、上場企業であれば賃金規程や人事制度が整備されているため、ポジション別で年収レンジが決まっています。

 

そのため、候補者のスキル・経験を高評価していても、社内のバランスが優先されるため、交渉でオファー額が高くなる可能性は低いでしょう。

 

中小企業は面接の評価次第

中小企業は人事制度が入っていない場合があるため、面接で高評価の場合は、理由次第ではオファー額をアップできる可能性があります。

 

<交渉の時に話したい理由>
  • 「他社から別途オファーをもらっている」
  • 「子供が生まれたので年収をあげるため転職を考えた」

 

以上のように、特別に配慮したくなる理由がある場合は、オープンに話してみることをオススメします。

 

ベンチャー企業はリスクの取り方次第

ベンチャー企業でも急成長期の場合は、経験次第で年収アップでの転職は可能です。

 

一方で、会社の成長フェーズと上場する計画を持っているかどうかで以下の差が出てくることを押さえておきましょう。

 

<上場のプランがない場合>

大企業や上場企業ほど、細かいルールは整備されていないため、中小企業と同様に面接の評価次第で年収アップの可能性があります。
 

<上場を目指している場合>

上場が迫っている場合やベンチャーキャピタル(VC)からの出資がある場合は、採用予算を厳密に管理しているケースが多いです。
 
そのため、上場企業同様にポジションに応じた年収レンジの範囲での交渉が限界になると考えておきましょう。

 

(2)外資系企業の場合

外資系企業も会社の成長フェーズに応じて、年収交渉の余地があるかどうかは変わってきます。

 

一方で、年収レンジの設定が日系企業よりも高い傾向があるため、日系企業から外資系企業への転職の場合は年収アップを期待できます。

 

年収アップのチャンスは魅力的ですが、リストラのリスクは高くなるのは要注意です。

 

年収アップはリストラリスクとのトレードオフの結果だと考えておきましょう。

 

初めての外資系転職の場合は「外資系転職に失敗してからでは手遅れ。ありがちな3つの勘違いとは?」をチェックしておきましょう。

 

まとめ

転職で優先したいのは中長期的なキャリアアップですが、年収アップも可能な限り狙いたいところです。

 

そのために、大切なのは「漠然と給料を上げたい」ではなく、「役割に見合った待遇を得る」というスタンスで希望年収を設定することです。

 

今回、ご紹介したポイントを押さえて、待遇と仕事内容の双方に納得したうえで、転職を決めましょう。
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