転職の最終面接を必ず突破するために必須の3ステップ
最終面接で何を話したらいいのかわからないッス!どうしたらいいいッスか?
転職活動中のマイケルさん
マイケルさんは、過去に2回も面接を通過しているので、大きな心配はいりません。最終面接の面接官の役割を理解しさえすれば大丈夫です。
やっしー
でも、社長とか役員から鋭い質問されて、ボロボロになったらどうしよう。
転職活動中のマイケルさん
マイケルさん、その不安感こそが最終面接の失敗の種になります。経営層の質問のレベルが高い時は、無理やり答えるのではなく、質問の背景を確認して、自分なりに答えればいいですよ。そこで慌てるとイメージダウンです。
やっしー
なるほど。今日は最終面接対策を教えて欲しいッス!
転職活動中のマイケルさん
もちろんです!今日は最終面接でボロボロにならないように3つの対策をお伝えします。
やっしー
今回のトピック一覧
最終面接が社長や役員面接になる理由
最終面接を担当するのは採用部門の担当役員または社長であることが多いです。というのも、中途採用の決裁権は役員以上にある会社が多いためです。
ボクが受けている会社は3次面接が最終面接で社長が面接官だと聞いたッス!
転職活動中のマイケルさん
面接回数が3回は王道ですね。採用部門長、人事 and/or 役員、社長と役割が違う人が面接を行い、特定の人の好みで採用が決まらないようにしています。
やっしー
それは納得ッス!毎回の面接準備が大変なので面接は2回だったらいいなと期待してのが本音ですが・・
転職活動中のマイケルさん
面接回数が少ないとミスマッチのリスクをお互い回避できないので、3回くらい会えるのはむしろラッキーですよ。
やっしー
オッス!でも、社長と話すことなんてあまりないからやっぱり不安ッス!
転職活動中のマイケルさん
最終面接は決裁者である面接官が承認を出せるかを確かめる場です。なので、大きなヘマをしなければ通過する可能性が高いですよ。
やっしー
それを聞いたらちょっと安心したッス!
転職活動中のマイケルさん
では、本題の最終面接対策に入っていきましょう!
やっしー
【対策1】1次、2次面接の逆質問で聞いた情報をフル活用する
まずは何から始めたらいいッスか?
転職活動中のマイケルさん
重要なのは1次面接、2次面接で聞いた内容をもとに自己PRをすることです。
やっしー
でも、経営者が相手なので有価証券報告書やプレスリリースなどを見て経営戦略を理解していかないといけないッスよね?
転職活動中のマイケルさん
マイケルさん、それはおまけです。そういう話題になった時に対応できるのは素晴らしいことです。ただ、過去の面接で応募企業の理解を深めてきたことを伝えほうが重要です。
やっしー
ポイント1:最終面接対策で理論武装するのはリスキー
応募しているポジションが事業部長クラスでもない限りは、大きなマイナスがなければOKという前提で最終面接をします。
本当に経営のことを聞きたくて逆質問をするのはもちろんOKです。ただ、無理して経営の質問をするのはやめたほうがいいでしょう。
うろ覚えの決算情報やプレスリリースの内容では、話題を広げようにも対処できないリスクが高いです。背伸びしすぎて、手応えのない面接になるのを避けるほうが賢明です。
ポイント2:経営者が相手だからこそコミュニケーションを重視する
もし実績や実務スキルの判断が目的であれば、事業部長クラスの面接までで選考は十分です。
そこで、最終面接にあえて、経営者が登場するのは、将来の伸びしろやカルチャー(企業風土)との相性をダブルチェックためです。どれだけスキルが高くても、社風にマッチしていなければ実績はあげられないからです。
社風に無理に合わようとするのは不自然な印象を生み、逆効果になります。肩肘張らずに自然な会話を心がけましょう。相手がシニア層であればあるほど、自然なコミュニケーションを大切にしたほうがうまくいきやすいです。
経営幹部は短期の数字やリソースの補填だけではなく、チームの活性化も期待して中途採用を進めています。
やっしー
【対策2】最終面接までの面接回数にあわせて準備内容を変える
はじめに紹介した対策は全体の面接回数が3回のパターンでした。
面接回数3回という基本型を押さえたうえで、面接回数が少ないパターンと多いパターンのそれぞれへの対策もお伝えしてきます。
面接回数が1回の場合
面接回数が1回というのは超急募案件もしくは社長が独断で採用を決めている会社の2パターンです。この場合は、面接回数が少ないからといって特別な準備は不要です。
採用企業側の事情で超急募になっているので、スキル経験と一定レベルのコミュニケーション能力があれば内定に一気に近づきます。
急募&大量採用の案件の場合
- 案件例:エンジニア派遣や受託開発の若手エンジニア採用
- 面接官:プロジェクトリーダー&人事
急募&中小企業の場合
- 案件例:社員数が10名以下の創業間もないベンチャー企業
- 面接官:社長と部門長または社長のみ
急募&外資系企業の場合
- 案件例:契約社員のスペシャリスト案件
- 面接官:海外のリクルーター&日本法人のメンバー1名
面接準備に不安がある人は「30分で転職の面接準備を仕上げる5ステップ」を必ずチェックしておいてください。
やっしー
面接回数が2回の場合
面接回数は会社規模と比例する傾向があります。社員数が20−30名規模の外資系企業やベンチャー企業の場合は面接回数が2回になることがよくあります。
通常は最終面接前に条件面談を行い、オファー受諾できる条件を確認します。面接回数が2回の場合は、1次面接段階でいきなり条件交渉が入ってくる可能性があるので、心の準備をしておきましょう。
よくある面接パターン
- 1次面接:事業部長(プレイングマネージャーの場合あり)
- 最終面接:担当役員または社長
※この規模の会社は人事部が存在しない場合が多いため人事面接があるのはまれです。
急な条件面談だとつい控えめに希望年収を話してしまい、後悔しないように準備しておきましょう。詳しい準備方法は「オファー(条件)面談で年収交渉を成功させる3つの秘訣」でご確認ください。
やっしー
面接回数が4回以上の場合
面接回数が4回以上の場合は、最終面接の位置付けはより確認色が強くなります。
面接回数が多くなる場合は、スキル面のチェックは2次面接までで終わっています。それ以降の面接はカルチャーフィットが試されます。そのため、質問はケーススタディ的なものが増えてくるため、事前に特別な対策ができなくなります。
こういったケースは、入社後の実務から将来のビジョンまでイメージし、柔軟に回答をできるように準備しておきましょう。
個人的な経験では転職で面接回数が3回を超えたのは1社だけです。カルチャーフィットを重視するアメリカのIT企業で面接回数が4回で計6人の面接官と話したことがありました。
やっしー
【対策3】募集職種と部門への期待を逆質問する
最後の対策は他の選考ステップと同様に逆質問の準備です。面接回数が2回以上であれば、過去の選考ステップの逆質問時に聞いた内容を活かした質問が有効です。
「過去の面接でしっかりと自分自身に対する期待値を確認してきましたよ」というメッセージが伝われば、入社後に問題なく部門に溶け込んでくれるだろうと安心してもらえます。
それだけでなく、候補者からの質問にどれだけ丁寧に答えてくれるかで経営者の人柄を推し量ることもできます。経営者の人柄は社風にもっとも大きな影響を与えます。
最終面接対策は内定をゲットするためだけではなく、ミスマッチを防ぐためにも欠かせません。もし経営者の人柄が尊敬できないと感じた場合は選考辞退も考えましょう。
やっしー
まとめ
最終面接の機会は経営幹部と直接話ができる貴重な機会です。業績や事業展開といったお堅い話題よりも、経営方針や事業への想いや考え方を聞き、会社の雰囲気を知る材料として有効活用しましょう。
最終面接段階ではあなたは採用企業にとっての本命の候補者です。この重要な場面で、もし面接官が横柄な態度をしていたり、逆質問への答えをはぐらかすことがあれば要注意です。
人材に価値を置く会社は経営幹部もフランクに会話できる雰囲気を作ってくれます。経営者の雰囲気は社風そのものだと思って、慎重に転職先を見極めましょう。
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