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転職成功の秘訣は面接での逆質問。外せないポイント3つと30の質問例

 
面接の時のQ&A
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Shin@多国籍組織づくりサポート
企業人事として早10年、日系ベンチャーや外資系企業で人事系の業務改革や立ち上げに従事。模範的な会社員の働き方が体質に合わず、独立、Iターン転職@札幌、オール外国人の日本法人の立ち上げなど、一度きりの人生なので常に全力投球をモットーに活動中。
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面接に進め始めてから失敗しがちなのが、面接の終わりの逆質問のパートです。

 

もし面接の流れのイメージがわいていない場合は、先に「転職活動は1次、2次面接までが勝負。面接官のチェックポイントとは?」をチェックしておきましょう。

 

第一志望の会社であれば企業研究から質問準備までを完璧にするところが、少し関心がある程度だと、つい準備不足になってしまいます。

 

特に、面接官との相性が良かった場合は、最後に準備不足を露呈して、不採用になるのは非常にもったいないです。

 

さらに、面接中にしか聞けない社風や経営戦略の話題を聞き漏らしてしまい、入社後のミスマッチの原因にもなります。

 

そこで、今回は、ミスマッチがおきないように面接で必ず聞いておきたいポイントと逆質問例をご紹介していきます。




1.仕事内容の確認はMUST! 将来のキャリアをイメージできるかをチェック

面接官が人事、部門長、社長全ての人に共通する関心事は「即戦力として活躍してくれるかどうか?」です。

 

数回の面接のやりとりで自分なりに採用ポジションの業務内容を組み立てられる人は即戦力として活躍する可能性が高いと判断されます。

 

入社後の社内ミーティング

 

このポイントを外さないために、以下の2パターンの逆質問で、仕事のイメージを組み立てられるようにしましょう。

 

ポイント1:実務的のイメージのすり合わせをする

特に、面接官との相性が良かった場合は、最後に準備不足を露呈して、不採用になるのは非常にもったいないです。

 

日系企業の場合は求人票、外資系企業の場合はジョブディスクリプションを事前に確認し、実務の流れをイメージしておきましょう

 

そのうえで、「採用企業のワークフローがこれまでの経験とはどう異なるのか?」をクリアにすることを目指しましょう。

 

逆質問例:営業系の場合

  • 「これまでは案件発掘からクロージングまでを担当してきましたが御社は分業ですか?」
  • 「ディスカウントが必要になった場合の決裁は部長ですか?」

 

逆質問例:バックオフィス系の場合

  • 「取引するベンダーの選定は担当者で判断して大丈夫ですか?」
  • 「アウトソーシングしている範囲はどこまでですか?」

 

ポイント2:期待される成果へのと現状の課題(採用背景)をクリアにする

面接官との相性が良かった場合でも、必要としている経験・スキルの認識に相違があれば、転職を後悔することになります。

 

そのような事態を避けるためには、実務レベルで仕事のイメージを組み立てられるための逆質問を用意するのが最も有効です。

 

特に、大企業からベンチャー企業、日系企業から外資系企業への転職の場合は、業務フローやスピード感が大きく変わるので注意が必要です。

 

この点は漠然とした質問では、面接官は答えづらいので、具体的な質問を用意するのがポイントです。

 

逆質問例:全ポジション共通

  • 「今回の採用は増員ですか?(「欠員補充ですか?」とは聞きづらいので)」
  • 「入社してからキャッチアップにはどの程度の期間ありますか?」

 

逆質問例:営業系の場合

  • 「予算達成の評価サイクル3ヶ月ですか?(1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と会社によって異なるため)」
  • 「営業方針は、直販(ハイタッチ)、代理店経由(チャネルセールス)のどちらですか?」
  • 「(差し支えない範囲で)前年の全社・チームの予算達成状況はいかがでしたか?」

 

逆質問例:バックオフィス系の場合

  • 「業務のキャッチアップは通常はどの程度かかりますか?」
  • 「1年間の流れは●●という理解で合っていますか?(業務に季節性がある場合は要ヒアリング)」

 

2.面接官が採用部門長の場合はチームとの相性を確認する

直属の上司やチームメンバーとの相性は入社後のパフォーマンスに最も大きく影響する外的要素です。

 

>仕事の内容や社風がどれだけ魅力的であっても、上司・同僚との相性が悪ければ早期退職につながるリスクは一気に高まります。

 

具体的な事例は「面接で言いづらい本当の転職理由をうまくまとめる秘訣とは?」をご覧ください。

 

職場の風景:上司への質問

 

そこで、仕事の内容ができたら以下の2つのポイントで逆質問を組み立て、上司やチームメンバーとの相性を判断できるようにしましょう。

 

ポイント1:入社したきっかけ、会社の魅力を直接聞く

仕事に対するスタンスは転職時の会社選びの軸になって現れます。

 

実際に、会社のカルチャー、ブランド、事業内容、メンバーのスキルなど、会社選びの軸は様々です。

 

もし魅力を感じている理由があなたと全く違う場合はミスマッチの原因になるので、以下の逆質問を活用し、予防しましょう。

 

逆質問例:入社したきっかけ

  • 「いつ頃に入社されたのですか?(在籍期間を確認)」
  • 「以前も同様の仕事をされていたのですか?」

 

逆質問例:会社や仕事の魅力/可能性

  • 「●●(プロダクト/チーム等)に強みがある印象ですが、実際に移られてみていかがですか?」
  • 「今回の転職では●●の経験をしたいと思っているのですが可能でしょうか?」

 

ポイント2:チームの業務分担業務内容を聞く

チーム内で業務をサポートしあえる体制かどうかはワークライフバランスが取れるかに大きな影響を及ぼします。

 

チーム内の連携状況を聞くことで、入社後の業務量や休暇の調整方法などをイメージしておくことをオススメします。

 

ワークライフバランスの見直しのポイントは「面接で言いづらい本当の転職理由をうまくまとめる秘訣とは?」をご確認ください。

 

逆質問例:チームワークについて

  • 「チームの垣根なく、社内でのコラボレーションは可能でしょうか?」
  • 「チーム内でお互いの業務をフォローし合う場面はありますか?」

 

逆質問例:ワークライフバランスについて

  • 「繁忙期やトラブル発生時はエンドレスで対応にあたりますか?」
  • 「(子供、海外旅行が趣味などの理由で)夏休みを1週間程度取ることはできますか?」
  • 「普段は何時くらいにオフィスを出られていますか?」




3.面接官が社長・役員の場合は、将来性の確認に活かす

最終面接フェーズで経営幹部と話す場合は、質問の目線を経営者に合わせていく必要があります。

 

相手の社内での役割にあわせて質問の質を変えていくのは、日常業務と何ら変わりはありません。

面接の組み立ては日常業務と同じ

 

日常業務の時に直属の上司、役員、社長と相手に合わせて報告や質問の内容を変えるように、面接でもPRポイントと質問内容をアレンジしましょう。

 

ポイント1:事業戦略の概要を質問する

最終面接や役員面接の段階では、実務の話よりも事業全体に関する質問が適しています。

 

その際は、細かい業績面の話よりも、数年後のビジョンとそのビジョンを実現するための戦略を聞くことが大事です。

 

ここで聞いた経営者からの回答を信じられるかどうかは入社後に仕事にのめり込めるかどうかを左右します。

 

逆質問例:ビジョンについて

  • 「将来的には、オフィス(社員数)はどの程度まで拡大する見込みですか?」
  • 「海外展開/拠点の追加は考えられていますか?」
  • 「サービスはどのような機能を追加していきたいとお考えですか?」

 

逆質問例:事業戦略について

  • 「●●というテーマを伺いましたが、●●の取り組みで実現するイメージで合っていますか?」
  • 「●●社(競合他社)とは、●●が差別化要因になっているイメージで合っていますか?」
  • 「●●(競合他社)と比べて、●●に強い点に魅力を感じていますが、社長はどう思われますか?」

 

ポイント2:社風と部門に対する期待を確認する

事業の将来性を考えるうえで欠かせないのが、「強いチームがあるかどうか?」です。

 

採用部門長への質問は「担当業務の遂行」という観点でしたが、経営者へは「人・組織への考え」を質問しましょう。

 

現場の想いがかたちになるかは、経営トップ考え方次第です。

 

以下のサンプルをもとに経営者としての考えを聞けるように質問を準備しておきましょう。

 

逆質問例:社風について

  • 「部門の垣根を超えて協力し合うことはありますか?」
  • 「どのようなチームビルディングを行なっていますか?」

 

逆質問例:部門への期待値について

  • 「将来的にはチームはどれくらいの人数になる見込みですか?」
  • 「今回のポジションに一番期待されている役割はどのようなことですか?」

 

最終面接準備を万全にするには「知らないと損をする転職の最終面接で失敗しないための3つの注意点」をご覧ください。

 

まとめ

逆質問は単なる面接対策ではありません。仕事選びに必要な情報を得るための重要なアクションです。

 

適切な質問ができれば、入社後に思いもよらない事実を知って後悔するリスクを減らせます。

 

基本的に、>想定問答を固めすぎるのはオススメしませんが、質問のバリエーションを増やしておいて損はありません。

 

面接が迫っている場合は、逆質問のバリエーションを広げるのに役立つ記事も合わせてチェックして、準備を万全にしておきましょう。
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