Part 2:パワハラに負けてたまるか!地獄の転職活動からのキャリアアップ

前回は「中途採用マーケッターやっしーブログを始めた理由」についてルーシーと対談してきました。

 

前回の話で、転職回数が増えてからは、経歴よりも実績重視の外資系企業で仕事をするようになったのはよくわかったわ。

ここからはあなたが言っていた「転職回数が増えたからこそ伝えられること」をちゃんとまとめてね。気になったらまた質問するわ。

辛口司会のルーシー

ルーシー、ありがとう!気になったらまた辛口で突っ込んでね(笑)

やっしー

 

ここからは約10年の社会人経験、そして、外資転職サポートに力を入れている理由についてです。

 

新卒でブラック企業に入社。ゲキ詰め、月残業100時間は当たり前

新卒入社した会社はなかなかワイルドな環境で、労働時間は月350時間は当たり前でした。

 

2007年当時は「25歳までに1人前になりたい!」と思ってハードワークを望んでいたのもあって労働時間の長さはOKだったのですが、ゲキ詰めが本当に嫌でした。

今でも忘れられないゲキ詰めフレーズ
  1. 「死ね!」
  2. 「生きてる価値ねぇ!」
  3. 「未達のくせに黙ってろ!」

 

社風のミスマッチは苦しい。でも、過剰適応してしまうのが新卒

さらに怖いのは、新卒入社だと疑問を持たずになんでも受け入れてしまうことです。

 

私も例外なくこの社風に染まっていきました。そして、社会人2年目でチームを任せてもらった時には結構厳しくチームメンバーを日々詰めていました。

 

これは今でも反省しかないです。さすがにフレーズ1、2は言っていませんが、フレーズ3は理詰めで淡々と厳しく言っていたと思います。

 

あの時は未熟だった。。ごめんね、みんな・・

 

気力、体力の限界・・もうこれ以上の無理は危ない

この頃、深夜の詰め電話、陰湿ないじめなどが重なり、ストレスで心身が悲鳴をあげ始めました

 

不眠、原因の不明の足の親指のしびれ、膝から下に力が入らないなど、いろいろなシグナルがなり始めました。

 

「もともと体育会系のノリがすこぶる苦手な私がこの社風に馴染めるはずがないのでは?」と遅ればせながら限界を感じていた入社2年目の秋。

 

業績不振に陥っていたこともあり、ゲキ詰めのグランドフィナーレの末に退職が決まります。

 

ゲキ詰めされたショックで明らかに会社都合なのに自己都合で退職しました

当時は労働法の知識がゼロでした。。無知はおそろしい・・

 

2社目:日系ベンチャーで人事経験を一気に積む

濃厚な1社目を退職した後は、激しい転職活動が待っていました。リーマンショックと同時期に第二新卒で人事へのキャリアチェンジを目指すという無謀な目標だったので仕方ないのですが。

 

詳しくは「転職活動が究極的にうまくいかない時に必須の4つのアクション」をご覧ください。

 

半年かけて、220社に応募の末、当時東証マザーズに上場したばかりのベンチャー企業から内定をもらいました。

 

年収は大幅ダウン。でも、手を挙げればなんでもやらせてもらえる

新卒の時から年収は約100万円ダウン

 

ただ、半年間、世の中の求人を調べ尽くしたうえで「これがベストだ!」とわかっていたので、不満はありませんでした。

 

いざ入社すると会社の成長スピードに対して、人員が不足している状態でした。それが功を奏して、人事経験が浅い私には、通常は巡ってこないディープな仕事を短期間でいろいろやらせてもらいました。

 

今振り返るとこの時は上司、同僚に本当に恵まれていました。この時期の経験がこの後のキャリアの全ての礎になっていることをよく実感します。

 

大幅な体制変更。新任のお偉いさんからの嫌がらせ

入社から約2年が経過する頃に本部長が入れ替わると状況は一変します。

 

2年近くかけて作り上げたオペレーションは完全否定され、理由もなく降給。さらに、謎の新設部門へ左遷。

 

「平社員相手にここまでやるか?」と突っ込みたくなるくらい激しい嫌がらせでした。

 

新卒の時から多少の理不尽さは受け入れてきましたが、さすがに、この状態では将来はないと悟りました。

 

3社目:日系ベンチャーから外資系金融機関へ転職

この時、すでに27歳。1社目は1年8ヶ月で退職。2社目も3年を待たずに転職活動をスタート。

 

ここが外資系に転職する最初のタイミングなのね。

辛口司会のルーシー

そうだよ、ルーシー。さすが、ツッコミのタイミングが的確だね。

やっしー

 

でも、何で急に外資系に転職したいと思ったわけ?留学経験でもあったのかしら?

辛口司会のルーシー

30代はグローバルな環境で通用する力を身につけたいと思ったったのがきっかけだよ。当時は、ビジネス英語の経験も留学経験もなかったね。

やっしー

海外旅行経験すらないのに外資系に転職したい!

人事にキャリアチェンジした時もこの時も、転職エージェントから「そんな無謀な転職活動はやめたほうがいい!」と止められました。

 

それもそのはず、ビジネス英語の使用経験ゼロ、留学経験ゼロだったからです。実は、留学はおろか海外旅行すらありませんでした。

 

あなた正気なの?それでどうやって外資系に転職したの?人事は通常高い英語力が求められるはずよ。

辛口司会のルーシー

いつも、気が確かなのか疑われるけど、何だかいける気がしたんだよね(笑)

英語面接対策本、スカイプ英会話、ネットのビジネス英文例をフル活用して、外国人エージェントに応対していたのは、今となってはいい思い出だね(笑)

やっしー

 

スカイプ英会話で英語面接対策の末、内定をゲット

外資系といってもセールスの場合はそこまで高い英語力が求められないこともあります。ただ、外資系人事はグローバルHRチームに所属するため、英語は必須。

 

帰国子女や留学経験者が圧倒的に有利なポジション。それなのに、スカイプ英会話のフリー会話コースで英語を猛特訓して、英語面接を乗り切れたのは奇跡的でした。

 

結果オーライなのかもしれないけれど、やっぱりあなたはどうかしていると思うわ。

辛口司会のルーシー

ルーシー、確かに無謀だったのは否定しないよ。

でも、転職は模範解答を見つけるためにするものじゃないでしょ。自分が望む結果のためだったらどんどんチャレンジしていいわけ。

だから、他人にもっともらしいアドバイスをされても、自分のやりたいことと違えば聞き流す勇気も必要だよ。だって、自分の人生だからね。

やっしー

 

2度目も無謀な転職活動の末、念願の外資系人事への転職がかなったのですが、ここから波乱の展開が始まります。

 

Part 3(後日更新)につづく。