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オファー(条件)面談で年収交渉を成功させる3つの秘訣

 
サムネイル_オファー(条件)面談で年収交渉を成功させる3つの秘訣
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Shin@多国籍組織づくりサポート
企業人事として早10年、日系ベンチャーや外資系企業で人事系の業務改革や立ち上げに従事。模範的な会社員の働き方が体質に合わず、独立、Iターン転職@札幌、オール外国人の日本法人の立ち上げなど、一度きりの人生なので常に全力投球をモットーに活動中。
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転職で年収アップできるかどうかはオファー(条件)面談の交渉次第で大きく変わります。

 

さらに気をつけたいのは、給与交渉は応募段階で希望年収を聞かれた時からスタートしているという点です。

中途採用担当者は希望年収を聞いた段階でオファー額を想定します。この金額がベースとなって選考が進んでいくので低めの額を伝えて、後からアップの交渉するのは得策じゃないですね。

やっしー

そうだねー。選考プロセスのなかでオファー額を検討していくからね。正直、オファー後に一気にアップを求められると社内調整がしんどくなるね。

人事部長のたなかさん

日系転職エージェントの場合は企業側の予算に配慮してくれるので中途採用担当としては助かりますよね。

やっしー

ところで、外資系の転職エージェントはどうなの?

人事部長のたなかさん

外資系エージェントはオファー後に、結構強気に交渉をしてきますね。予算を超えたオファーはできないですが、ミスミス内定辞退にならないように、最大限配慮します。なので、やはり外資系転職のほうが年収アップのチャンスは多いと思います。

やっしー

 

今回は年収アップの交渉をスムースに進めるための3つの秘訣をお伝えしていきます。

1.応募段階で希望年収をクリアに伝える

転職エージェント経由、直接応募のいずれの場合も応募段階で希望年収に妥協するのは禁物です。

 

面接でのやりとりは全て給与交渉に直結します。そのなかでも重要なのが応募段階での希望年収情報です。

やっしー

 

希望年収につなげるために必須の2アクション

転職エージェント経由の場合は以下の2つステップを欠かさずに対応してください。

 

アクション1:登録時に希望年収とその根拠(以下の3点)を正確に伝える

  • 現年収(残業代・ボーナスを含めた金額)
  • 現年収への満足度(担当業務と報酬のバランス)
  • 転職可能な最低のラインの年収(下回った場合は応募辞退)

 

アクション2:想定年収を確認し、希望レンジより低い場合は応募を断る

「想定年収=採用予算」です。もし面接であなたの評価がどれだけ高くても、予算を超えたオファー額が提示される可能性は低いです。

 

特に外資系出身者の場合は、希望年収が高すぎて応募の幅が狭くなることがあります。安易な妥協は禁物ですが、紹介してもらえる案件が不足すれば元も子もありません。現実的な希望年収額の設定も大切なポイントです。

やっしー

また、転職エージェントによっては、人材業界の経験が浅いリクルーターが多い会社もあります。年収交渉の準備の丸投げはNGです。必ず自分で交渉状況を管理しましょう。

 

もしエージェントとの接し方に不安がある場合は「転職成功者が必ず実践しているエージェントの選び方3つの秘訣」でご確認ください。




2.年収アップにこだわり過ぎない

転職で一番大切なのはあなたの市場価値が高まる環境に移ることです。

 

中途採用を担当していると、高年収の転職のリスクも見えてきます。目先の年収にとらわれ過ぎないように気をつけましょう。あなたの市場価値が高まればお金はついてきます。

やっしー

 

転職してから後悔することがないように、条件面談前に3つのポイントを押さえておきましょう。

① 高年収にこだわり過ぎるとキャリアを犠牲にする

短期的な高年収にこだわってしまい、中長期的なキャリアを犠牲にするケースがあります。

 

年収へのこだわりがマイナスに働くケース

  • 高年収の外資系企業に転職。しかし、すぐにリストラされ、結局、年収は大幅ダウン。
  • IT業界のリーディングカンパニー勤務時の高い給与にこだわり、ブランクが半年以上続く。

 

給与水準だけにこだわると、肝心の職場環境やキャリアアップに必要な経験を犠牲にすることになります。

 

魅力的な経験を積める仕事の場合は、給与条件での妥協が必要になることもあります。

 

② 大幅な年収アップはいいことばかりではない

年収アップというのは責任がそれだけ増加することを意味します。

 

年収30%、50%アップで転職した後に、経験したことがないプレッシャーにさらされて潰れてしまう人もいます。大幅な年収アップのオファーを受ける時は覚悟が必要と理解しておきましょう。

 

もちろん、前年収が極端に低い場合は、年収が50%アップしても問題ないというケースもあります。

 

条件面談では、給与額の理由、入社後の立ち上がりのスピードへ期待値などを幅広く確認しましょう。

 

③ 条件面談で妥協し過ぎて後悔する

転職を急ぐあまりに、給与交渉をせずに即決してしまい、転職後に後悔する場合があります。

 

このような状態を避けるためには、複数の会社の選考に残っていることが重要です。給与交渉を有利に進めるためにも同時並行して5社程度には必ず応募しておきましょう。

 

他の案件で希望年収に近いオファーになる可能性があれば、その案件の結果次第で最終的な意思決定ができます。

 

3.日系・外資系、企業規模を考慮して給与交渉を進める

日系企業は外資系企業ほどの高額のオファーは出づらい傾向があります。

 

そのため、現年収が市場相場より極端に低い場合以外は、5-10%程度の年収アップを想定しておくのが無難です。

 

過去の経験を活かした転職の場合は、給与交渉での妥協は禁物です。納得の条件で内定を受諾しなければ、入社してから転職を後悔することになります。

やっしー

うちは給料アップのための交渉はあんまり受けつかないけど外資は違うのかな?

人事部長のたなかさん

外資系はポジションに紐づいた給与額を基準にオファーする傾向が強いです。なので、給与水準が抑えめな日系企業から転職してくる人は一気に倍近くまで年収アップということもあります。私もそんな経験があります(笑)

やっしー

そっかー、前年収に応じてオファー額を変えるという考え方じゃないんだね。年収交渉の余地はあるの?

人事部長のたなかさん

もちろんあります!予算内であることが前提ですが、交渉次第でオファー金額がアップすることもあります。私自身の経験ですが、交渉していないのに上がったことがありました(笑)

やっしー

 

日系の大企業、上場企業の場合

大企業、上場企業であれば賃金規程や人事制度が整備されており、ポジションに対する給与テーブルが決まっています。

 

そのため、候補者のスキル・経験を高評価していても、条件交渉でオファー額が高くなる可能性は低いでしょう。

 

中小企業の場合

中小企業は人事制度が整備されていないことが多いです。そのため、面接で高評価を得られた場合は、交渉次第で年収アップのチャンスがあります。

 

もし希望年収に届かないオファーをもらった場合は以下のような交渉をしてみましょう。

年収交渉例

  • 御社の仕事にはすごく関心があります。ただ、他社から年収●●●円のオファーをもらったので決めかねています。
  • 子供が生まれたので、年収をあげたいと思い転職を考えました。なので、希望年収に極力近づけたいです。

 

ベンチャー企業の場合

成長意欲が高いベンチャー企業は、人材の獲得ニーズが高いため、中小企業よりは交渉を進めやすいでしょう。

 

ベンチャーキャピタル(VC)からの出資がある場合は、上場前でも株主のチェックが働くため、採用予算は管理されています。

 

このフェーズでは、人事制度の整備までは出来ていないことが多いので、個別交渉の余地はあります。ただ、その会社での職責に見合わない給料はもらえない点を理解しておきましょう。

 

外資系企業の場合

外資系企業のほうが優秀な人材の獲得に積極的に投資する傾向が強いです。そのため、給与水準の設定が日系企業よりも高いことが多いです。

 

さらにパフォーマンスに対する報酬を支払うという考えが強いです。そのため、高い実績を持っている場合は、条件面談で年収アップの交渉が進めやすいです。

 

ただ、好条件での転職後に、パフォーマンスが期待値に達しない場合はクビになることもあり得えます。必ずトレードオフになるという点は理解しておきましょう。

 

もし外資系転職で迷っているという場合は、「外資系転職に失敗してからでは手遅れ。ありがちな3つの勘違いとは?」をチェックしておきましょう。




まとめ

交渉を進める時は、職責に見合った待遇を得るというスタンスで条件面談に臨むことが重要です。もし条件面談で採用条件に十分に納得していないと、入社後に転職を後悔することになります。

 

もし希望年収よりも低い条件を提示された場合は、内定辞退も含めて、慎重に判断しましょう。

 

年収はあなたのパフォーマンスを評価する重要なモノサシです。今回の転職で決めた条件はあなたの将来の転職にも影響が出てきます。簡単に妥協しないようにしましょう!

やっしー

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Shin@多国籍組織づくりサポート
企業人事として早10年、日系ベンチャーや外資系企業で人事系の業務改革や立ち上げに従事。模範的な会社員の働き方が体質に合わず、独立、Iターン転職@札幌、オール外国人の日本法人の立ち上げなど、一度きりの人生なので常に全力投球をモットーに活動中。
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