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一度きりの人生! 失敗しても学べばOK! チャレンジせずに後悔するのはNG!

転職活動が究極的にうまくいかない時に必須の4つのアクション

 
100社以上も不採用になっても-転職はなんとかなるという実話
この記事を書いている人 - WRITER -
Shin@多国籍組織づくりサポート
企業人事として早10年、日系ベンチャーや外資系企業で人事系の業務改革や立ち上げに従事。模範的な会社員の働き方が体質に合わず、独立、Iターン転職@札幌、オール外国人の日本法人の立ち上げなど、一度きりの人生なので常に全力投球をモットーに活動中。
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以前に独立開業支援のセミナーに参加した時のことです。主催者の方が「20社に応募しても1社も内定が出なかったので、会社員の道は閉ざされたと感じて起業した」と話していました。

 

これは私にとってはとても不思議な話でした。というのも、キャリアチェンジを目指せば、20、30社に落ちるくらい十分ありえる話です。さらに、起業に成功するよりも転職を決める方がはるかに楽です。

 

転職は仕事が決まれば収入が確実に入ります。でも、独立しても顧客がつくまでは無収入です。つまり、無給で頑張り続ける覚悟と資金が必要になります。それと比べたら、転職くらい何とかなりますよ、本当に。

やっしー

そういう生々しい話は聞いているだけでハラハラするねー

人事部長のたなかさん

何度か破産を覚悟したネタはいくらでもありますよ(笑)ただ、今回の話題から外れちゃうので、その話が気になる場合は「8度の転職でわかったお金や立場よりも大切な3つのこと」をご覧ください^^

やっしー

 

100社以上に応募しても内定が出ない・・・

今回はノウハウを話す前にいかに過酷な転職活動だったかを少しだけシェアします。

当時の状況

  • 社会人2年目の秋(→第二新卒)
  • リーマンショックと同時期(→若手は超不利な環境
  • 業績不振で突然リストラを通告される(→転職準備ゼロ
  • 勤務先はパワハラが横行、月残業150時間くらい(→心身ともに疲弊)
  • 残業代の支給はなし。自腹でタクりまくる(→貯金ゼロ)

 

今振り返ると、他人事のように、なかなかアツい環境だったなぁと感じます(笑)ただ、本題はここからです。

やっしー

転職活動の結果

  • 人事へのキャリアチェンジを目指す
  • 転職エージェントに20社以上登録
  • 最終的に220社に応募
  • 半年後にようやく内定が出る
  • 結果的にキャリアチェンジ成功
  • 年収は100万円ダウン

退職済みなので、半年間転職活動オンリーの生活をしていると結構メンタルにきます(笑)でも、何とかなるんです!精神論ではなく何を実践したのかを伝えたい!それが今回のテーマです。

やっしー




① 転職活動がうまくいかない要因を洗い出す

まず、最初のお伝えしたいのは、やみくもに努力して報われないということです。

 

10社以上に応募しても、1社も最終面接まで進めない場合は、転職活動の進め方を振り返ることが重要です。

 

転職活動を始めたばかりの時は軸が定まっていないのが普通です。そこでむやみやたらに応募すると、準備不足が原因で本命候補の会社を落としてしまいます。

やっしー

 

そんなもったいない状況にならないように以下の2つのステップで活動を振り返りましょう。

STEP1:書類選考結果の通過状況はどうか?

もし書類選考でお見送りになっている件数が多い場合は、応募している案件とあなたの経験にミスマッチが生じている可能性が高いです。

 

私の転職活動の場合は以下の状況を考慮せずに応募していたのが原因でした。

  1. リーマンショックでリストラが広がっていた
  2. バックオフィスの仕事はどの会社も縮小
  3. 人事の経験者がマーケットに多数流出

今振り返ると悲惨な状態に陥るのは火を見るより明らかです(笑)

やっしー

STEP2:面接準備は十分か?

書類選考はまあまあ通過しているけれども、一次面接で軒並み不採用になるという場合が多々あります。

そんな時は、面接の準備不足を疑いましょう。

面接でコケる3大原因

  1. そもそも、企業研究が足りない
  2. 転職理由が前の会社の不満になっている
  3. 応募した仕事をどうやって回していくのか具体性に欠ける

これも、今となってははっきりわかるのですが、明らかに準備不足で面接に望んでいたケースがたくさんありました。ギャグのような失敗もいくつかありました(笑)

やっしー

 

もし落ち込んでいたら、「こんな痛い失敗しても大丈夫ですよ!」ということを伝えるために書いた記事(赤面必至、今だから話せる転職の面接での失敗談 ベスト3)を見て、元気を出してください(笑)

 

② 過去の転職(就活)経験、との違いを理解する

個別の選考結果を振り返ったら、次に取り組むのは転職活動の方向性チェックです。

 

ここでは、チェックするときの2つのポイントをご紹介します。

ポイント1:過去の転職(就活)経験をあてにしない

人は放っておくと過去の成功体験に縛られて行動してしまうのが自然です。でも、過去の状況と今の状況は異なります。

 

「思うように結果が出ない!」と感じた時は、過去のやり方が通用しなくなっているサインです。そんな時は、いち早く現状をチェックして、軌道修正するのが賢明です。

 

私の場合は新卒の就活が楽チンでした。なので、転職に対しても超楽観的だったのです・・

やっしー

 

このスケジュールは転職活動開始時(2008年11月)に作成したものです。応募から2ヶ月程度で内定をもらえると信じ込んでいたことがはっきりとわかります。

 

ポイント2:転職市場の状況を理解する

過去の成功体験に頼って楽観的になり過ぎていただけでなく、転職市場の状態を大きく読み違えていました。

 

2009年に入り、転職市場は加速度的に冷え込んでいることに気づいていなかったです。そのため、年収ダウンをなかなか受け入れらなかったのです。せっかく書類選考を通過しても面接に気合が入らない案件もいくつかありました。

 

(出典:「エン 人事のミカタ「職種別 有効求人倍率」から読み解く、今現在の採用難度」より)

 

有効求人倍率比較

  • 新卒の就職活動時(2006年):0.94
  • 転職が決まった時(2009年):0.38

 

ちなみに2018年2月の転職有効求人倍率は1.8倍です。今、転職活動中のあなたにはチャンスがたくさんあることがわかります。

やっしー

③ 活動記録を残して、モチベーションを維持する

私の転職活動の進め方のマズさがこれまでの話で十分に伝わったかと思います(笑)

 

ただ、それでも粘り勝ちできたのは、「人事にキャリアチェンジする」というモチベーションを最後まで失わなかったからです。

粘れたのは、もともと、往生際が悪い性格なのもありますが、応募管理を徹底したのが大きかったです。さすがに100社以上の不採用連絡をもらうとメンタルが弱ってくるので(笑)

やっしー

 

そこで、往生際が悪い性格でなくても、転職活動を乗り切る3つのポイントを紹介します。

 

ポイント1:応募先、選考結果を記録する

これは私の当時の応募記録の一部です。書類選考の列で4勝23敗という結果がわかります。さらに、悲しいことに筆記試験で3社に落ちてしまいました。準備不足で面接に進めないという一番残念なパターンです。

 

ただ、ここで注目したいのは、不採用の数ではなく、以下の3つのポイントです。

  • 1社の選考には残っている(チャンスはまだある)
  • 応募段階で選り好みをし過ぎないと応募先はそう簡単になくならない
  • 若手向けポジションはSPI対策をしないと損をする

 

そして、この気づきを得たことが最大の転職活動の前進です。選考結果のメールを眺めているだけではまともな振り返りはできないので、要注意です。

応募先リストに記録する3項目

  1. 応募先(企業名・ポジション)
  2. 応募経路(エージェント経由・直接応募等)
  3. 選考進捗(書類選考、1次面接、2次面接、最終面接)

 

 

ポイント2:結果がすぐに出なくても、行動している自分を褒める!

 

活動を記録するのと同時に意識したいのが行動できている自分を褒めるということです。

 

最初に紹介したように、起業に成功した人ですら、10社、20社の選考に落ちると凹むものなのです。なので、思うような結果がでなくても、活動を続けているあなた自身を褒めましょう!

やっしー

 

ポイント3:転職経験者のノウハウをパクる!

これも重要なポイントです。新卒の就活と違って、転職は個人戦です。うまくいかないと凹んでいる時に、さらに一人で頑張ろうとすると、ますますしんどくなってしまいます。

 

そんな時は、転職に苦戦した人がどのようにして内定につなげたのかを知れたらベストです。

 

もしあなたの身近に相談相手がいなければ、これから紹介する私の半年間の活動記録を参考にしてみてください。

やっしー

 

退職後、初月【2008年12月】の活動結果

応募ルートなしに応募数を稼ぐことはできないので、初月は転職エージェントへの登録と応募を同時並行しながら感触を探る。

 

<記録からわかったこと>
  • エージェントへの登録から応募開始までは1、2週間要する
  • 振り返りのサイクルは1、2週間がちょうどいい

 

2ヶ月目【2009年1月】の活動結果

最初の2ヶ月でエージェントは10社以上登録し、応募ルートを確保する。それでも、目標の応募数に達せず。

 

 

<記録からわかったこと>
  • 「内定3件の目標を下方修正するか?」「応募数を捻出するか?」を決める必要あり
  • 応募数の拡大はあきらめ、目標自体を下方修正(以下2点の理由から)
  •  複数のエージェントから同一案件の紹介を受けることが増えた
  • 仁王を使ってネット上の公開求人約2,000件をチェックした結果、母数の拡大に限界が見えた

(※現在、転職活動している方は、Indeedも試してみる価値があると思います。)

 

3ヶ月目【2009年2月】の活動結果

書類選考の通過率アップを狙い直接応募に力を入れる。採用コストがかからない応募ルートのほうが、面接に進みやすいと考えたため。

 

 

<記録からわかったこと>
  • 書類通過率は16%(応募26件・通過4件)
  • 過去2ヶ月の通過率と大差がなく、この作戦は不発

(注:当時は直接応募は不発でした。ただ、最近はダイレクトリクルーティングが盛んなので、直応募作戦は試す価値があると思います。)

 

4ヶ月目【2009年3月】の活動結果

「このままでは社会復帰ができなるかも」と不安になる。何でもいいので仕事をしたいという気持ちが強くなり、春期講習の塾講師のアルバイトをして気持ちをつなぐ。

<記録からわかったこと>
  • 不安の原因は面接が3月は最終週まで1件もなかったのが原因
  • 年収や契約形態などを気にしている場合ではないと悟る
  • 来月で問答無用で転職先を決めるしかない状態

 

5ヶ月目【2009年4月】の活動結果

正社員案件はラストチャレンジ(ダメだった場合は派遣から人事に入り込む)と決めて、選考に臨む。

 

<記録からわかったこと>
  • タイミングでこだわり続けてきた人事案件で3件の書類選考通過
  • 過去数ヵ月の傾向から見て、これが正社員の人事案件はラストチャンス

 

④ 最後は強い志望動機で勝負する!

活動記録を残してきた結果、これがラストチャンスだとはっきり理解できました。

 

さらに案件の質感からしても、私のブラック企業での勤務経験、地獄の転職活動ネタをPRに活かせるものでした。

  • 東証マザーズ上場して1年ほどの急成長企業
  • 中途採用担当者で未経験可
  • 人物重視

具体的にどのように勝負したのかを2つに絞ってまとめますので、参考にしてみてください。

ベンチャーマインドをPRする

新卒で入った会社が過酷な労働環境だったことを活かすために、以下のエピソードを整理しました。

 

  • 数ヶ月ごとに異なるプロジェクトに入って、新しい業務のキャッチアップ力は鍛えられた
  • 月間350-400時間労働でも乗り越えたガッツはある
  • チーム作りや業務改善ノウハウを徹底的に叩き込まれた

 

ラストチャンスに懸けていることを伝える

半年間にわたって、人事へのキャリアチェンジを目指して転職活動をしてきたことを率直に話しました。

 

もう10年近く昔なのではっきりは覚えていないのですが、こんなアピールをしたと記憶しています。

  • 人事にこだわったがゆえに転職活動が長期化した
  • 正直、背伸びしないと応募できる案件がなく、書類NGの山を築く結果になった
  • 今回のような案件は過去に見たことがなく、ラストチャンスだと思って応募した

最後の最後で地道な活動管理が強力な自己PRづくりに役立ちました。これも応募記録の管理を勧める理由です。

 

後日談ですが、このポジションには、もう1人有力な候補者がいたようでした。ただ、「人事の仕事を本当にしたい」という熱意が私のほうが強かったので、採用されたと上司に聞きました(熱く語って本当によかった・・)。




まとめ

私が考える転職成功の定義は「やりたい仕事で、将来の市場価値アップにつなげること」です。

 

やりたいことに気づく(嫌なことを避ける)には、一定の活動量が必要になります。年収やネームバリューだけを理由に転職先を決めるのは禁物です。

 

「これ以上応募したい先はない!」と言い切れるくらい応募し尽くせば、理想の結果とは多少違っても納得がいくものです。

 

特に、退職後の転職活動が長期化すると焦りやすくなります。お金も少々のブランクも後からリカバリーできるので、自分を信じてくださいね!

やっしー

この記事を書いている人 - WRITER -
Shin@多国籍組織づくりサポート
企業人事として早10年、日系ベンチャーや外資系企業で人事系の業務改革や立ち上げに従事。模範的な会社員の働き方が体質に合わず、独立、Iターン転職@札幌、オール外国人の日本法人の立ち上げなど、一度きりの人生なので常に全力投球をモットーに活動中。
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